理事長所信

四條畷青年会議所理事長

2018年度 第45代理事長 吉田 崇

はじめに

 1949年、戦後の傷跡がまちにも人々の心にも深く残る中、「明るい豊かな社会」の実現を理想とし、志を同じくする青年たちによって日本の青年会議所運動がはじまりました。この四條畷の地においても1973年に全国で534番目の青年会議所として、情熱をもった青年たちにより四條畷青年会議所が誕生しました。そして、敬愛する先輩諸兄が紡いでこられた一年一年が実を結び、関係各位、各種関係諸団体の皆様のご協力もあり、本年創立45周年を迎える事ができました。45周年を迎えるにあたり、めまぐるしく変化する時代の中で、我々が歩んできた四條畷青年会議所とそれを取り巻く環境をしっかりと見つめ直さなければなりません。従来の良さを残しながら新たな事に目を向け、何事にも進取果敢に挑戦し活動してまいりましょう。我々の地域に根ざした活動が未来につながっていくのです。

未来へ向けた地域への取り組み

 我々の運動は、その時々の情勢に合わせ、様々な形や手法で地域に向き合い実行し、「明るい豊かな社会」の実現を理想として一歩ずつ歩を進めてきました。現代の日本でも、経済や外交、教育、人権、人口減少、環境、災害について等、様々な社会問題を抱えています。青少年健全育成を主な活動の一つとしている青年会議所にとって、子供たちに関係する問題として、教育の問題には目を向けなければなりません。学力や体力の低下等の問題もよく取りざたされていますが、先ず取り組むべき問題は、子供たちの「心」の問題についてだと考えます。全ての子供たちが笑顔を絶やすことの無いように、我々大人が率先して行動しなければなりません。
 我々の目標を実現するためには、現在の地域が抱える問題を検証し、改善に向けて取り組み続ける事が肝要なのです。この取り組みを続ける中で、想定外の大きな壁にぶつかることもあると思いますが、諦めず、思考する事を決して止めることなく、実現可能な最良の改善方法を見つけ、取り組んでいく事が、我々が目指す社会の構築につながるのだと考えます。
 今ある問題を先送りすることなく、我々が一つでも多くの問題に取り組み、子供たちが未来に輝く夢や希望を抱けるような社会を構築していかなければなりません。他の誰かではなく、我々がしなければならないのです。我々がこの地域の未来に責任を負う。このような気概をもち活動に邁進してまいります。

地域発展に向ける協働活動

 人口が56,000人余りの四條畷市は、他市と比べても大きな市ではありません。青年会議所が既存する単体の市としては、大阪府下で一番人口が少なく、企業数も一番少ない(2017年6月30日現在)のが四條畷です。このように小さなまち四條畷ですが、私は大きな可能性を秘めたまちだと信じています。我々の活動によってこの可能性をより良い形でまちの未来へとつなげていく事が必要です。四條畷市にも他市と同じように青年会議所だけではなく、地域発展のために活動を繰り広げる他団体が数多く存在し、それぞれの団体がその特徴を活かし、地域発展に向け活動を行っています。これまでも地域の各種団体と結束し協働してきましたが、本年は様々な活動をさらに発展させ、我々四條畷青年会議所が地域のリーダーとなれるよう積極的に行動し、今までにない新しい発想を取り入れ各種団体と協議を重ねながら、四條畷の結束力をさらに高め、地域発展のために実行していきます。

四條畷青年会議所の未来の為に

 近年、四條畷青年会議所では、積極的な会員拡大活動の結果、大幅な会員数の増加に成功する事ができました。これからは、新たに仲間となったメンバー一人ひとりが、青年会議所の魅力や存在意義を理解し、青年会議所の一員として使命を体現できるような活動機会をつくっていかなければなりません。
そのためには先ず、JAYCEEとして、一人の青年経済人として個を高めるための研修事業が必要だと考えます。新しい仲間だけではなく既存メンバーも共に学び、互いに切磋琢磨する事で組織全体の発展となります。
青年会議所活動を日々行っていくうちに辛く苦しい時もあります。そんな時、自らが行動を起こし、活動に真剣に取り組み続けていれば、必ず助けてくれる仲間が存在するはずです。そんな仲間や自らの可能性を見つけるために積極的に行動を起こしてほしい。他の誰かではなく、自分の責任、使命を自覚し、行動できるような人財が集まる組織となれば、我々が目指す社会の実現にまた一歩近づくのです。地域の未来を担う人財育成を行い、魅力ある組織を構築していきます。

永続的なJC運動のために必要な会員拡大

 本年度の卒業予定者は、例年以上に多く、20歳から40歳までの限られた時間の中で活動を行わなければならない青年会議所にとって、継続的に安定した組織運営を行うためには、会員拡大活動は重要です。本年度は、前年度水準を保ちながら、5年後の50周年に向け、50人LOMを目指せるよう活動してまいります。
しかし、単に会員拡大活動といっても容易にできる事ではありません。「JCしかなかった時代」から「JCもある時代」と言われる現代だからこそ、JCにしかできない、JCの魅力を体現できる組織を構築する事が必要だと考えます。この組織が構築できれば、会員拡大にもつながり、四條畷青年会議所の未来にもつながっていき、四條畷、日本の輝く未来につながっていくのだと信じています。

輝く未来につながる情報発信

 様々な活動や目的達成のために日々行う諸会議の中で、仲間と共に時間を共有し、飽くなき協議を重ね、地域活動を行い続ける青年会議所ですが、我々の目指す社会の実現をするためには、地域への情報発信も重要な活動の一つと考えます。メンバー一人ひとりがJAYCEEとしての誇りと情熱をもち、地域に対して我々の活動を発信すれば、地域に根ざした団体としてより多くの地域住民に認知され、我々の目的達成につながっていくのです。現代では、いつどこにいても近隣地域の事から世界情勢の事まで即時に調べる事ができます。発信力の効率性を図るため、ホームページやSNS等の活用方法の検証も重要です。情報をより良い方法で発信する事は、活動の効率性向上につながります。
しかし、情報を発信するという事は、我々自身を地域に発信する事にもなります。我々はその事を日々忘れることなく、品格あるJAYCEEとして責任感・緊張感をもち、行動しなければなりません。誇りと情熱を忘れることなく日々研鑽に努め、輝くJAYCEEになろう。

結びに

 我々は過去に学び、積み重ねてきた歴史や想いを受け継ぎながら、時代の変化に柔軟かつ迅速に対応できるよう、常に革新し続ける組織でなければならない。次世代を意識し、未来へ向けて新しい可能性をつくり出していくために、時代や地域に合った革新をしていこう。他の誰かではなく、自分たちがこの地域の未来に責任を負うのである。利他の精神、他人を思いやる精神を忘れることなく行動し続ければ、必ず状況は向上する。自分の大切な地域、大切な人々の未来のために輝けるまちを共に創造していこう。